あらすじ/作品情報
高貴な生まれでありながら、母の不名誉な行いの償いのためという名目で辺境の修道院へ送られた公女のエレーニ。教育係のヨルギアも亡くなり、ひとりきりになった修道院で静かに暮らしていた彼女の元に、エレーニを捨てた父からの使者がやってくる。使者によるとエレーニは神託により、大国であるステュクス王国の王子アサナシオスの妻に選ばれたとのこと。この神託を政治的に利用しようとする父はもちろん、エレーニをアサナシオスの妻とすることに快諾。彼女はアサナシオスの元へ嫁ぐことになった。政略結婚での苦しい生活を覚悟していたエレーニだったが、ステュクス王国ではアサナシオスに超がつくほど溺愛されて……。
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1巻から