キャバクラ店員へとへと裏日記――四十八歳、独身、何でもやります!

出版社: 鉄人社
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キャバクラ店員へとへと裏日記――四十八歳、独身、何でもやります!
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あらすじ/作品情報

キャバクラのボーイに転身した中年男の、笑えて沁みる夜職日記!48歳・独身。認知症の母を7年間在宅で介護し続けてきた著者が、介護明けに選んだ再就職先は──クセの強い店長、気まぐれなキャバ嬢たち、絡んでくる酔客。緊張と気配りの連続、怒号と愚痴と笑いの渦中で、中年新人ボーイは今日もテーブルを駆け回る。働きながら毎夜“へとへと”になっていく日々をリアルに、そしてユーモラスに描いたお仕事エッセイ!■目次・まえがき●序章 認知症の母と自宅介護・転職活動を始めた矢先、母が認知症に⇒ まさか排泄にも障害が出るとは⇒ 再就職をあきらめて、母の介護に従事する⇒ 中高年の息子が、母の年金を頼りに、共依存⇒ このままでは親子共倒れ。施設への入居●第一章 僕の仕事探し・七年間のブランクが原因で、仕事が見つからない⇒ 死体洗い、遺品整理清掃。高額バイトを探したが…⇒ テレアポは滑舌の悪さが原因でクビに⇒ 「今から警察署に行って指三本、取ってこい」葬儀会社の思わぬ仕事⇒ 三行広告の求人なら犯罪者でも雇ってくれる!?●第二章 デリヘルドライバー・ドライバーはマイカーがないと不採用⇒ 待機部屋には五、六人のデリヘル嬢が⇒ 時給千七百円なら悪くない⇒ ヘルスは本番がないから安心して働ける⇒ いきなり一人でデリヘルドライバーデビュー⇒ お客の料金はドライバーが回収する⇒ プレイ中は付近に車を停めて待機⇒ 女の子とは伝達事項以外、口をきいてはいけない・「まだ着かないか」移動中も携帯が鳴って煽られる・お釣りの千円札はドライバーの立て替え・デリヘル嬢の〝三種の神器〟とは・一世一代の大ポカ。デリヘル嬢をコンビニに置き忘れた!・店の女の子に手を出したドライバーの末路・シャブ中の客にデリヘル嬢が監禁された!・女の子との会話からサービス内容を情報収集・チェンジが多い客は店から嫌われる・アナルファックが可能な唯一のデリヘル嬢・もしや十八歳未満!? 少女のような女の子が体験入店に・おじいちゃんはもっとも美味しいお客さま・おなべのお客を楽しませることができるか・激怒していたお客に永作博美似のナンバーワン嬢を付けると…・乳首を客に噛み切られた女の子も・免停が続けば〝円満退社〟となる過酷な現実●第三章 セクシーキャバクラ勤務・キャバクラに勤めるつもりが、なぜかセクキャバに⇒ 社長の鶴の一声で入店が決定⇒ 指導役・拓郎さんから『キッチン』の仕事を教わる⇒ ドリンクが出ないと、女の子と客の間が開いて、会話に持っていけない⇒ グラスについた口紅(グロス)はしっかり洗え⇒ ペットボトルの位置を固定し、ドリンク作るようにしたら・女の子の下半身(局部)を触る客をボーイが注意・二十時半からラストまでいて三十五万以上を使った客・女の子の愚痴を聞くのもキッチンの仕事のうち・お触りをした客は『歌舞伎町ルール』で罰金・地方のソープに行った女(みゆちゃん、二十代前半)・慰安旅行の思い出。ワケアリのセクキャバ嬢と宴会を抜け出して●第四章 キャバクラ勤務・セクキャバの閉店に伴い、系列のキャバクラへ⇒ 東京オリンピックのおかげで、警察の取り締まりが厳しくなって⇒ 週五日以上出勤の〝専業〟とそれ以外の女の子。どっちが大事?⇒ キャバクラ嬢の時給がバカ高い理由は…・店長の司令で『ボーイ』に配置転換⇒ キャバクラ嬢の『ハンドサイン』は全国共通⇒ 「今日はサービスデーなのでシャンパンをお安く入れることができます」⇒ 女の子に人気の『フルーツ盛り』は近所のケーキ屋に・「暴力団お断り」は建前でしかない・店内が険悪な空気に。キャバ嬢同士の指名客の取り合い・客の指名が三かぶりしたときは…・キャバクラ嬢の一大イベント『バースデー』で売り上げ大幅アップ・指名のノルマを達成するための裏技とは・ボーイが担当のキャバ嬢を〝管理〟する弊害・フロントマンの大切な仕事。警察の〝立ち入り〟から店を守れ●第五章 キャバクラでの思い出の人々・ナンバーツーと風紀した店長の兄(与田さん、三十六歳)・枕営業で生き延びる演歌歌手志望の女(みりあちゃん、三十代)・美容整形とタトゥが大好きなキャバ嬢(まなちゃん、二十代半ば)・キャバクラで浮気相手を探す自由人(ふうちゃん、三十二歳)・キャバ嬢のお手本のようなナンバーワン(こゆきちゃん、二十七歳)ほか●終章 歌舞伎町のキャバクラを卒業して・水商売は長く続けるものじゃない⇒ 池袋のキャバクラでふうちゃんと再会・あとがき■著者 御厨謙(みくりやけん)1962年乙女座生まれ。40代まで一流企業のサラリーマンを数社経験し、会社の倒産で退職。その後、7年間にも及ぶ実母の自宅介護を経て、池袋のデリヘル、新宿歌舞伎町のセクキャバ、キャバクラの業務に就く。現在、執筆活動の傍ら、作詞業にも挑戦中。

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